国土交通省は改正建設業法に伴う関係告示の改正案のうち、施工管理技術検定に関する見直し内容をまとめた。監理技術者を補佐する「技士補」は一級の第一次検定合格者に加え、主任技術者であることも求める。同技士補は一級の技士が監理技術者になることができる建設工事の区分に対応する。例えば一級土木施工管理技士補の場合、土木一式工事、とび・土工・コンクリート工事、石工事、鋼構造物工事、舗装工事、しゅんせつ工事、塗装工事、水道施設工事で監理技術者を補佐することが可能。また、監理技術者であれば他の監理技術者の補佐もできる。
2021年度以降に行われる第一次検定・第二次検定の受験資格に関して、一級の第一次検定の受験資格は現行の一級の技術検定の受験資格を有する者とする。一級の第二次検定について、受験する種目の二級の第二次検定合格者は、一級の第二次検定を受験する際に必要な実務経験を求められることになったため、実務経験を有していれば一級の第二次検定の受験資格を有する者として規定する。
技術検定の経過措置に関する告示も新設し、現行の二級の技術検定の学科試験合格者が、改正後の二級の技術検定の第二次検定の受験資格を有するとみなす期間を定める、
告示改正案は意見照会を経て7月中に公布し、一部を除き21年4月1日から施行する。