関東地方整備局は2016年度に女性技術者の登用を促すモデル工事を3件で予定している。対象は▽H27古河中田新田地区上流築堤工事(利根川上流河川、8日公告)▽H27槙野地上地区堤防整備工事(江戸川河川、6月20日公告)▽H28昭和給水管改修他工事(国営昭和記念公園、6月29日公告)―の各案件。
モデル工事は監理(主任)技術者、現場代理人、担当技術者のいずれかに女性技術者を配置する必要がある。
14年度に1件、15年度に4件発注したところ、受注者はすべて担当技術者としての配置だった。これまでのモデル工事では競争参加者が少ない傾向がある。15年度は3件が1者、1件が2者のみの参加だった。受注者からは「女性の視点が入ることにより、今まで男性では気が付かなかった指摘、特に安全面での気付きがあった」といった声が寄せられている。