日本建設情報総合センター(JACIC)は、3次元CADソフトを活用した課題演習等を行う「CIMチャレンジ研修」を昨年度に引き続き実施する。本年度は東京都内で9月と10月に2回開催するほか、新潟県内でも11月に1回開催する。各会場の受講者数は3コース×10人の最大30人を予定。現在、研修協力企業の募集を行っており、7月下旬に選定する。研修内容は協力企業の提案内容に沿って決める。研修参加者の募集は8月上旬から開始する。
同研修では日常業務または現場を想定した課題に対し、3次元CADソフトを活用して解決する演習の場を提供する。設計コンサルタント会社、建設会社、測量地質会社、発注機関等に所属する、CIMや3次元CADに携わる土木技術者が研修参加対象者となる。本年度の研修についてJACICでは設計変更やICT土工に対応した演習の提案に期待を寄せている。
昨年度の研修は橋梁、交通、トンネルの3コースで行われ、約40人が受講した。地方での開催要望も多いため、今後も支援体制が整っている地方での開催を視野に入れる。