業界記事

【高速道路】 4車線化は880㎞を優先整備区間に

2019-09-05

 国土交通省は高速道路の暫定2車線区間のうち、約880㎞を先行して4車線化を進める優先整備区間に選定する考えを明らかにした。全国に約3100㎞ある対面通行の暫定2車線区間のうち、有料の約1600㎞の約半分を優先整備区間に選定。財源の確保状況を踏まえて順次事業化し、10~15年での完成を目指す。長期的には暫定2車線区間を解消させる。
 高速道路における安全・安心基本計画案に目標として盛り込んだもの。実現に向けては、現況の交通機能を確保しつつ4車線化等の工事を速やかに実施できるよう事業着手に向けた調査設計を行い、効果的な付加車線の設置や3車線運用など道路を賢く使う観点も踏まえながらコスト縮減策や効果的な事業手法を検討し、事業費等を精査する。全ての優先整備区間に同時に着手することは難しいため、選定した優先整備区間の中から順次事業に着手する。
 また高速道路4車線化の事業完了には一般的に5~7年、橋梁やトンネル等の構造物の整備が必要な場合は10年程度を要することから、対面通行区間の当面の緊急対策としてワイヤロープ等を設置し、安全・安心の確保を図る。土工部では事業中の箇所を除き2023年度内(高速道路会社管理区間は21年度内)の設置完了を目指す。中小橋でのワイヤロープ設置や長大橋、トンネル区間での安全対策に関しては引き続き技術的な検証を進め、本格設置に向けて取り組んでいく。
 

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