日本電設工業協会(電設協、後藤清会長)は20日、理事会後の記者会見を行い、了承された2019年度の事業計画案の概要などを明らかにした。19年度は昨年度を踏襲しながらも働き方改革の実現と建設キャリアアップシステムへの加入促進、新たな外国人材受け入れなどに積極的に取り組む考え。
週休2日の確保や長時間労働の是正では、サブコンという立場から工事の遅れのしわ寄せが懸念されるため、適正な工期の設定を関係各機関に要望している。またアンケートを実施し、現在課題などの抽出作業を行っているところ。外国人材受け入れに向けては、今後専門部会を設置して、1年程度をかけて議論していく方針だ。
昨年創立70周年を迎えた同協会では、さらなる発展へ向けて新たな一歩を踏み出した。これを記念して電設業界をアピールするDVDを作成。電設業界で働く男女計8人が座談会形式で、入社の動機や仕事のやりがいなどを語る。会員企業向けに1000枚作成したが、学生にも見てもらって担い手確保につなげたいとし、5分程度にまとめたダイジェスト版を近く同協会のホームページで公表する。