業界記事

【2月の建設業倒産】 2カ月連続で増加/東京商工リサーチ

2019-03-08

 東京商工リサーチは8日、2019年2月の建設業倒産状況を発表した。負債額1000万円以上の企業倒産件数は106件で前年同月比3・9%増となり、2カ月連続で前年同月を上回った。負債総額は107億5400万円(同25・8%増)で3カ月連続増加した。10億円以上の大型倒産は1件だった。
 業種別では、中分類が総合工事業54件、職別工事業が35件、設備工事業は17件。小分類では土木工事業26件、建築工事業16件、とび・土工・コンクリート工事業11件、木造建築工事業9件、管工事業8件、床・内装工事業6件、その他の職別工事業6件の順。
 原因別では、受注不振(販売不振)が65件で全体の約6割。次いで既往のシワ寄せ(赤字累積)が27件だった。
 従業員数別では最多が5人未満の74件。5人以上10人未満が22件で、この結果、10人未満の小規模企業が96件で9割を占めた。
 地区別では前年同月を上回ったのは四国(100%)、東北(71・4%)、九州(33・3%)、中国(33・3%)の4地区。減少は中部(14・2%)、近畿(13・3%)の2地区。関東、北海道、北陸は前年同月同数だった。
 なお、帝国データバンクが同日発表した2月の建設業の倒産件数は102件で、都市部での再開発需要の拡大などを受けて前年同月比7・3%減となっている。
 

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