業界記事
消防大石分署移転新築工事/6月補正で実施設計費
2006-04-21
上尾市は、きょう21日、消防署大石分署移転新築工事に伴う、基本設計業務と地質調査業務を委託する。建物は、支所と図書館を併設したRC造3階建てとし、延べ床面積に約3500㎡を見込んでいる。基本設計の納期は6月30日。また、7月以降、早期に実施設計業務を委託し、年度内に設計を仕上げ、19年度の工事発注に備えるため、6月補正予算案に実施設計委託費を計上する方針。
建設予定地は、主要地方道さいたま鴻巣線に面した中分1-232・236地内で、敷地約5026㎡を取得済み。目印は、県道上尾環状線と接続する中分交差点の西側で、ケイヨーD2第2駐車場の南側。現状は畑で、敷地の奥が少し下り傾斜になっている。
建設の目的は、昭和49年4月に開署した現庁舎(旧西分署)の老朽化から、大石地区内に移転新築するもの。また、災害の未然防止と被害の軽減を図るため、市民の防災教育や消防訓練を行える施設として、市内西側の消防力の拠点となる消防庁舎を整備する方針。
さらに、小泉地内にある大石支所・大石公民館(複合施設)の建物が、利用人口から見て狭く、駐車スペースも十数台分と少ないことから、支所機能と公民館の図書室を、新築する大石分署に併設し、公民館を単独施設にする計画。
事業費については、当初予算で基本設計、地質調査、測量の委託費として、1648万円を計上していた。また、同市の3か年実施計画では、19年度の本体工事などに18億6750万円余、20年度の現庁舎解体工事などに7063万円余の事業費を盛り込んでいる。
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