業界記事
総合センターに着手/H18事業概要/12億で公園整備
2006-04-20
国交省北陸地方整備局国営越後丘陵公園事務所(高津知司所長)は、今年度の事業概要を明らかにした。同事務所の当初予算額は16億4700万円で、前年度とほぼ同額を確保した。内訳は、国営公園整備費が12億1900万円、国営公園維持管理費が4億2800万円となる。
今年度の事業概要としては、まず「野生ゾーン」の整備を推進し、平成19年度の「野生ゾーン(里山ふれあいエリア)」の一部開園を目指すとともに、「健康ゾーン」の機能充実、安全・快適な利用促進を図る。
「野生ゾーン」(130ha)は里山ふれあいエリア、里山探勝エリア、里山環境管理エリアの3つのエリアに分けて整備を進めるが、今年度は昨年度に引き続き里山ふれあいエリアを中心に整備を行う。
主な内容としては、水田の復元や湿生・水生植物を植栽できる湿地として整備する湿地環境整備および園路・散策路の整備を推進するほか、「健康ゾーン」と「野生ゾーン」を連絡する管理用道路(総延長L1・4km)の整備を完了させる。里山環境復元整備では、昨年度に引き続き林床整備を推進する予定。
また、体験学習施設として利用する古民家の復元は、秋までに工事を完了させる見通しだ(先月末に施工者が大石組に決定)。
その他、利用者の増加や開園面積の増加に対応した管理機能を強化するため、総合センターの整備に着手する方針だ。
これは、事務所および管理センター、防災用発電機等が同居する施設となり、同公園の入口付近に新設する計画(長岡市宮本東方町)。施設規模は、RC造2階建て延べ約1400㎡。
今年度と来年度の2か年で建設するもので、総事業費は約5億円。
今年度は、第2四半期に「総合センター新築第一期工事」を工事希望型競争で入札執行する。施工の内容は基礎工事等が中心となり、工期は約8か月を見込む。
同設計業務は、ワシヅ設計(長岡市)が担当した。
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