業界記事

新築100、改修200見込む/供給体制づくり基本方針/中山間地型復興住宅

2006-04-19

 長岡市は今年度から、中越大震災の被災者向けの中山間地型復興住宅(山古志地域)の建設に本格的に着手する。
 同市が昨年末に実施したアンケート調査に基づく建替え・改修の需要見込みによると、新築で約100戸、改修で約200戸の整備が必要となる見通し。
 今年度から2~3年で新築・改修工事を行えるための体制づくりを昨年度から進めてきたが、このほど供給体制づくりの基本方針がまとまった。
 供給体制づくりの目的は、<1>できる限り早く住宅再建を行う<2>山古志の気候風土や生活文化にふさわしい住まいを実現する<3>高品質の住宅を合理的な価格で安定的に供給する<4>地域の大工さんを中心に、できる限り多くの住宅を再建する―こと。メリットとしては、山古志の地域性(特に豪雪)を理解した施工者による安心感や顔の見える施工者による再建者(特にお年寄り)の安心感、住宅の維持管理(メンテナンス)のきめ細かな対応、地元経済の活性化、大工技術の継承、環境負荷の軽減等を見込んでいる。
 供給体制としては、再建者、施工者、コンストラクション・マネージメント(CM)の連携により、山古志にふさわしい高品質の住宅を、合理的な価格で、効率的に建設する方針。
 再建者は、新築および改修希望者で「山古志の住宅再建者の会」を結成。山古志の大工+長岡建築協組の有志による「山古志の家づくりを支援する施工者の会」に施工を依頼し、短期間に多数の新築・改修に取り組む。支援設計士で結成するCMは、住宅再建者と施工者をサポートする組織となり、再建者の会に間取り図の作成や概算見積、施工者紹介を行うほか、各種相談を受ける。また、施工者の会に対しては、再建者の紹介や補助金・役所対応を行う。行政サイドの長岡市では、3者に対してそれぞれ支援を行う。
 また、山古志にふさわしい高品質の住宅を合理的な価格で効率的に建設するには、住宅再建者と施工者のそれぞれが、グループ化して計画的に対応することが効果的となる。
 そのため、山古志全体を<1>種苧原地区(種苧原集落)<2>虫亀地区(虫亀集落)<3>竹沢地区(竹沢、間内平、菖蒲、山中、桂谷、小松倉集落)<4>6集落(油夫、梶金、木籠、大久保、池谷、楢木集落※19年度に本格化)―の4つの地区に分類。地区毎に、住宅再建者の数に応じた施工者のグループをつくる。
 モデル住宅については、すでに設計に着手しており、5月上旬にも普通基礎の住宅(1棟目、工期3か月)、6月にも高床の住宅(2棟目、工期3・5か月)に着工する。
 再建者向けには、現在、新築個別相談会に入っており、5月上旬からは支援設計士による間取り図づくりや概算見積等に着手し、グループ毎に建設スケジュールを作成する。順調に進めば、6月から今年度第1期の復興住宅建築に着工し、9月中にも完成させる。今年度第2期の復興住宅は9月にも着工し、12月中の完成を目指す見通しだ。
 中山間地型復興住宅の概算価格は、最小限モデル(低床基本モデル、低床土間付きモデル、高床基本モデル)で1096万円~1195万円を試算している。
 なお、中山間地型復興住に係るコンサルタント業務は、在京のアルセッド建築研究所が担当している。

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