業界記事
建築工は第2四半期/博物館常設展示室の改装
2006-04-18
土浦市は、博物館の常設展示室をメーンとした改装工事を12月から行う方針だ。建築・電気・空調の3件分離で、うち建築を第2四半期に指名競争で発注予定。工事費6690万円を投じて、2階の常設展示室の間仕切りを可変式に改装するほか、1階に土浦城藩主「土屋家」の特設コーナーを設ける。実施設計は(株)丹青社。来年夏のリニューアルオープンを目指す。
市立博物館(中央一丁目)は昭和63年、考古、歴史、民俗資料の施設として開館された。
その後、考古学専門の博物館が上高津に開館。両施設に重複資料があることから、住み分けをするため市立博物館の常設展示室の改装を計画。実施設計を(株)丹青社で策定した。
改装はRC造地上3階地下1階のうち、1階部分約100㎡、2階部分約390㎡が対象。躯体に手をかけない工事が主となる。
2階の常設展示室の間仕切りを可変式にし、模様替えが容易なように改装。また2階には小中学生が調べ学習できる体験スペースを設ける。
1階では、ロビーと旧展示室を一つの部屋として改装し、土浦城藩主「土屋家」の特設コーナーを設けるなど、近世江戸時代を中心とした展示とする。
12月から着工で、これに係る工事入札は建築、電気設備、空調設備の3件を予定。
うち建築工事は指名競争で第2四半期に発注、電気設備と空調設備はそれぞれ第3四半期に一般競争で公告されるもよう。
18年度当初予算には工事費6690万円、施工管理委託費150万円が計上されている。
このほか博物館では、空調設備工事としてエアーハンドリングユニット5台、ファンコイルユニット18台の改修が、第1四半期に一般競争で予定されている。予算には工事費990万円を確保した。
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