業界記事
5月から作業開始/屋上緑化推進制度創設へ/都市局
2006-04-12
さいたま市都市局は、屋上緑化推進制度創設に向けた調査・検討に乗り出す。公共施設から民間施設に至るまで緑化を促進させるため、助成制度も含め、5月にも業務を委託する。また、17年度に作業した緑化マニュアルも完成。公共施設整備時に緑化空間を確保するよう、全部局に周知徹底を図る。
エネルギー環境問題ではヒートアイランド化の抑制、CO2対策など屋上緑化は効果的な手段のひとつと考えられている。
市においても新設される公共施設については、緑化推進を位置付け、今後は、既存施設に対しても緑化推進を施す方針。
今年度当初予算に約300万円を確保している屋上緑化推進制度創設調査・検討は、どのような方策で民間へ普及させるか、市に相応しい制度の創設を調査。
委託業者からの検討内容は、市で設置されている花と緑のまちづくり審議会に報告。学識者や市民代表ら10人で構成される審議員からの意見を受けながら作業を進める。
緑化マニュアルについては、屋上、壁面から駐車場など各施設で確保されることが予想できる緑化空間に対し、これまでにない新たな設置提案などをシミュレーション形式で紹介されており、さまざまな場面で緑化を図るよう提言。
マニュアル素案は、森緑地設計事務所(港区、電話03-3585-8361)。
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