業界記事
月末指名入札見込む/奥野小耐震補強・大改修
2006-04-11
牛久市は、奥野小学校の耐震補強・大規模改修の指名競争入札を、早ければ4月末にも執行したい考えだ。昭和41年から53年にかけて建設された旧館と新館を対象に、ブレス補強、屋上防水、内外壁の補修などを、単年度で行うもの。工事費に2億2000万円を確保した。
奥野小の校舎棟は、昭和41年頃に建設された施設で老朽化が著しい。このことから平成14年度に耐震面を調査。
その結果、大規模改造と耐震面の補強が指摘され、翌15年度には(株)根本英建築設計事務所(土浦市湖北1-7-9)が基本設計を策定。同社で実施設計も行った。
工事は、昭和41年から43年にかけて建設されたRC造3階建て2445㎡の校舎(旧館)と、昭和53年に建設されたRC造3階建て982㎡の校舎(新館)の2棟が対象。
ブレス補強をはじめ屋上防水や外壁補修を行い、また内部では教室の床磨き、壁張り替え、廊下の床張り替え、トイレのドライ化などを実施する。
工事費の2億2000万円、監理委託費の122万3000円は、それぞれ17年度最終補正予算で計上。
国の補助事業で、18年度の補助交付が難しいことから、17年度の補正予算として補助採択を見込む。
早ければ4月末にも、単体の指名競争で入札を執行したい考え。市では、手続き状況によって、5月連休明けになる可能性も示唆した。
なお、工事は夏休みを利用して行われる見通し。
このほか実施設計には、給食室(S造平家建て126㎡)も耐震補強の範囲に含めた。給食室の耐震補強は19年度を予定している。
一覧へ戻る