業界記事

鹿沼土木、武子川深津 3橋の地質調査、護岸2㎞用地調査、JR日光線橋梁施工協定へ

2023-03-30

 県は鹿沼市の1級河川武子川深津工区4300mの整備で、JR日光線橋梁を架け替えるため2023年度にもJR東日本と施工協定の締結を予定しているほか、大日橋と東北自動車道から上流約2000mの護岸詳細設計をまとめ用地調査や補償、工事に備える。県鹿沼土木事務所によると、東北道から上流に位置する関口橋と松ノ木橋の詳細設計を踏まえ、23年度にも大日橋を含めた3橋の地質調査を実施する見通しを示した。
 深津工区は市道0029号線若林橋から上流の主要地方道宇都宮鹿沼線バイパス飯岡橋まで4300m。若林橋から主要地方道宇都宮楡木線武子川橋間は橋梁など構造物がなく改修工事は完了している。
 JR日光線橋梁と大日橋は武子川橋と東北道間にあり、栗木内堰付近に落差工を整備する。落差工の詳細設計は栃木県用地補償コンサルタントが担当。
 JR日光線橋梁付近の武子川は、河川法線を右岸側に振り直線的に是正し付け替える。県は21年度にJR東日本と設計協定を締結。新橋の橋長は37mで斜角76・5度の斜橋。
 予備設計段階の桁形式が単線用PRC単純下路桁。下部工は逆T式橋台2基。現在は詳細設計を進めており、工事は24年度の後半から29年度にかけて実施する計画。橋梁設計はJR東日本コンサルタンツが担当。
 大日橋は現橋の上流側に近接して架設する。橋長が37・2m、幅員5m。斜角85度の斜橋で上部形式が2径間連結PCプレテンション方式床版橋。下部工は逆T式橋台2基、小判型壁式橋脚1基。基礎形式が場所打ち杭φ1000。橋梁詳細設計はピーシーレールウェイコンサルタントが担当。
 関口橋は東北道の直上流部に位置し、詳細設計をシー・アイ・エスに委託。松ノ木橋は田中堰直上流部に位置しており、詳細設計を富貴沢建設コンサルタンツが担当する。
 護岸詳細設計は下流側から東亜サーベイが540m、栃木県用地補償コンサルタントが緩傾斜落差工2カ所を含む560m、日昌測量設計が540m。最上流部は緩傾斜落差工2カ所を含む450mを東洋測量設計が担当。

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