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　新潟市が整備を進める新潟中央環状道路で、一般国道８号から１１６号までが25日、開通した。
　開通記念式典では主催者を代表し、白根黒埼地域整備促進協議会の永井武弘会長が登壇。協議会発足から20年以上に及んだ要望活動を振り返り「ようやくこの日を迎えた。関係各位に衷心より感謝申し上げるとともに、１日も早い全線開通を」と力強く述べた。続いて中原八一市長があいさつに立ち、来賓の佐藤信秋参議院議員、北陸地方整備の内藤正彦局長が祝辞を述べた。
　西区のみどりと森の運動公園を会場に、関係者ら約２７０人が集った。市の無形民俗文化財である木場の棒踊りと、元宝塚歌劇団・西区かがやき大使の越乃リュウさんの歌声がオープニングを飾った。
　部分開通したのは、国道８号南区上塩俵から国道１１６号西区明田に至る延長約９㎞。同区間には北陸自動車道の上に橋桁を送り出して１晩で架設した「くろさき茶豆大橋」や、白根と黒埼を結ぶ「中ノ口川大橋」などを整備。黒埼スマートＩＣは24時間化したほか大型車の通行が可能になり、白根北部第２工業団地など周辺工業団地の利便性が向上した。
　新潟中央環状道路の全体区間延長は約45㎞。市域に放射状に広がる国道などを結びながら東港から北区、江南区、南区、西区を経由して西蒲区へ至る。２０１０年の新規事業化から今回開通した８号～１１６号間を優先的に整備してきた。49号～８号間は14年に事業着手。これまでに現道区間を含めて全体の約60％が整備済みとなった。新年度は国道49号～４０３号間の整備を中心に進める。
【写真＝歓声の中テープカット】