業界記事

越谷市が千間台駅西口線を無電柱化、予備設計へ

2023-03-22

 越谷市は、東武鉄道せんげん台駅西口から伸びる千間台駅西口線の一部無電柱化に向けた予備設計を6月、あるいは7月にも入札公告する。整備手法として、通常の電線共同溝の新設のほか、NTTの通信ケーブルが収められている地下の既存施設を活用して無電柱化する方法を比較検討。2023年度末までに方向性を固める。
 同駅西口の駅前広場かから埼玉県立大学まで通っている千間台駅西口線(総延長1・4㎞)のうち、駅前広場側の約400m区間(千間台西1丁目)、両側の歩道が予備設計の対象範囲となる。地上の電線類を地中に移設することで、駅前の景観や防災性などの向上を図る。
 NTTの既存ストックをそのまま活用して無電柱化する手法には、コスト削減や工期圧縮につながる期待があり、多くの道路管理者で検討が進んできている。支障物移設のためのコストが減り、事業速度を速められる可能性がある。越谷市が導入検討するのは、千間台西口線が初めて。
 通常の整備手法とも丁寧に比較検討して、コスト縮減できる最適な方向性を見極める。整備手法に合わせた具体的な工法(浅層化など)の検討も予備設計の中で行う。対象エリアは地盤が強固ではなく、設計段階の検討課題にもなってくるとみられる。
 予備設計に充てる予算額は900万円。一般競争入札で業務委託先を決める。順調に進めば、24年度に詳細設計を開始。道路建設課によると、工事のために新規に用地取得する必要はないが、整備手法によって通信事業者との役割分担も変わってくることから、施工時期は流動的。

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