業界記事

渋川市 JR八木原駅自由通路整備着手

2023-03-21

渋川市は、JR八木原駅(八木原1145)の東西を結ぶ自由通路と駅施設の整備について、東日本旅客鉄道(JR東日本))高崎支社と協定を締結。本格的な駅周辺整備事業に2023年度から着手する。12月補正予算の債務負担で設定した1億6923万9000円で、JR東日本へ自由通路や駅施設整備などの詳細設計業務を委託。25年3月には事業を完了させたいとしている。
渋川市は、地域の円滑な移動と安全の確保および公共交通の利便性向上を図り、JR八木原駅を公共交通軸とした市南部の地域振興、定住人口増加の一助となることを目的に整備を計画。JR東日本高崎支社は、自由通路や駅施設の整備を行う事業執行に同意し、市と事業の施行区分や費用負担などを定める基本協定について締結した。
整備は東側の駅舎と線路を挟む西側を結ぶ自由通路整備を中心に行う。基本設計時点の概算工事費は22億6000万円。費用は、駅施設やバリアフリー施設整備の一部をJRが負担し、市はJR負担分を除く事業全体を担う。これを受け、新年度予算案で東西駅前広場詳細設計業務委託料の債務負担行為として24年度1871万1000円を設定。また、一般会計で周辺整備事業費として6689万5000円を計上している。なお、自由通路は渋川市に財産帰属する。
計画では、線路東側に位置する駅舎側でロータリーを整備。送迎者やタクシー用駐車場などの他、駅舎前には路線バスの停留場を設ける。
駅舎から線路を挟み西側には、送迎者やタクシー用のスペース、駐車場や駐輪場などの整備を予定している。また、西側整備に対しては、市道1―1510号線と、市道1―1507号線の改良工事などが必要となる。

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