業界記事

五霞 普建費1197%増/美浦は統合小2カ年36億/12市町 23年度予算(案)出そろう

2023-03-18

 12町村の2023年度予算(案)が17日、出そろった。五霞町では、普通建設費が1197・7%と大幅増加。五霞東小学校と五霞西小学校の統合へ向けた小学校整備工事が要因となった。美浦村も普通建設事業費が747%の大幅増。統合小建設費に2カ年継続費36億円を付けたことが大きい。茨城町は、水鳥・湿地センター整備事業に1億3231万2000円を計上。外構工事に着手し24年3月末ごろの供用開始を目指す。

【県南地域】
 美浦村は普通建設費が747%の大幅増。統合小建設費に、23~24年度継続費として36億円を設定した。新年度早期の公告を見据える。ほか、村道4路線新設改良は5827万5000円。阿見町では、朝日中学校長寿命化工事に2カ年継続費9億5000万円を計上。5月ごろに発注し、6月議会に工事契約案を諮る。さらに、公園緑地整備事業に2億6953万7000円を付けた。利根町は庁舎大規模改修事業費に2カ年継続費8億9771万円を措置。空調設備の更新を予定する。さらに、文および文間小学校の用途変更設計委託費にそれぞれ895万4000円を配分。河内町は、みずほスポーツ施設整備工事に3億5241万8000円、中央公民館解体工事費で9881万3000円を措置した。

【県西地域】
 五霞町では、普通建設費が7億4113万円で、前年度比6億8401万円、1197・7%と大幅増加。五霞東小学校と五霞西小学校の統合へ向けた小学校整備工事費6憶7093万円計上が大きな要因となる。一般会計の総額は54億3000万円で、対前年度比26・3%増となった。
 境町は、染谷川の冠水対策整備事業費4億270万円を計上。市街地地区道路整備事業に1億610万円を設定した。このほか、地域優良賃貸住宅整備事業に3億6650万円を充当。第7期定住促進住宅を整備する。一般会計の総額は145億8600万で、対前年比12億1100万円(9・1%)の増加で過去最大。投資的経費が10億5671万円で、同5・7%減少した。
 八千代町については、移住促進住宅整備事業に3797万円を計上。用地買収を進め、PFI可能性について調査していく。一般会計の総額は81億1200万円で対前年比4億7300万円(6・2%)の増加。普通建設事業費が2億5493万円で、同7・4%の減少となる。

【県央地域】
 城里町は、町営南・米沢団地建替事業に1億803万4000円、放課後児童クラブ整備事業には7433万7000円を計上。ほか、防災対策事業としてコミュニティセンター城里の非常用発電設備設置工事費4997万円、本庁舎非常用電源設備増設事業に4997万円を計上した。
 大洗町は、新消防施設整備事業に4015万円を計上した。基本設計および用地測量に取り掛かる。町道整備事業では3億7150万円を投じ、都市計画道路改良や舗装・橋梁修繕を実施。駅前整備事業では5434万円を投じ景観整備を推進する。
 茨城町は、水鳥・湿地センター整備事業に1億3231万2000円を計上。外構工事に着手し24年3月末ごろの供用開始を目指す。文化的施設整備事業は、中央公民館大ホール解体工事などに着手。事業費9447万3000円を充てる。新規事業については、長岡幼稚園改修事業費7369万3000円、地区計画検討事業費286万円などを盛り込んだ。

【県北地域】
 東海村の普通建設事業費は23億5917万4000円。前年度比76・9%の大幅増となった。主な事業では、東海南中学校校舎の長寿命化外装改修工事費に3億1460万円、2期目となる神楽沢近隣公園整備には工事費2億9360万円を充て、大型遊具バスケットコート(2面)の整備などに取り掛かる。文教地区約1万2000㎡の駐車場整備に向けては、実施設計委託費2620万2000円を盛った。
 大子町では、中心市街地での交流拠点施設建設事業に2カ年継続費1億2268万4000円を設定。8月ごろの工事発注に向け、近く実施設計に着手する。旧庁舎跡地では、防災道の駅の整備に合わせて観光交流施設やイベント広場の整備を計画。両施設の設計費に5340万円を付けた。さらに市街地の内水対策として、排水処理施設実施設計費には3760万円を計上した。

一覧へ戻る

14日間無料トライアルのお申し込みはこちら14日間無料トライアルのお申し込みはこちら
03-3823-6006【平日】10時~18時
エリアカテゴリー
業種で探す
土木
建築
電気
管設備
業務委託
その他
発注機関で探す
国(関東)・法人・民間など
茨城
栃木
群馬
埼玉
千葉
東京
神奈川
新潟
山梨
長野