業界記事
やすらぎ堤その11工事で園児が伝統工法に触れる
2023-03-16
北陸地方整備局信濃川下流河川事務所は、小柳建設が施工する東新潟地区河道掘削および新光町やすらぎ堤その11工事に近所の新光町保育園の園児を招き、伝統工法の粗朶単床の体験を行った。
身近な信濃川の工事に関わることで、思い出づくりと地域への愛着心、地域を守る堤防や護岸工事の存在を知ってもらうため開かれ、園児らが絵を描いた石が粗朶単床で使用された。園児は「魚とお友だちになれるように」と魚やカニの絵が描かれた石を粗朶単床に投入した。
現場代理人を務める小柳建設の宮島孝太氏は「良い思い出になれば」と語り、「古来からの伝統工法が、これから将来を担う子どもたちにも伝わってほしい」と話す。信濃川下流河川事務所の土屋純也関屋出張所長は「園児たちには、自分たちの石が信濃川の堤防、護岸に使われていることを、いつか思い出してほしい」と話した。
【写真=粗朶に石を入れる園児】
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