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嬬恋村 2023年度当初予算を示す

2023-03-16

嬬恋村(熊川栄村長)の2023年度当初予算が定例村議会で可決され、明らかとなった。老朽化などにより建て替えを計画している嬬恋会館(三原 691)の本体工事費へ2億2000万円、関連工事費9900万円を計上するなど、事業費3億4900万6000円を確保。24年度の債務負担に設定した事業費17億20000円と合わせ約20億6900万円を充て、施設整備を進める。また、鎌原観音堂周辺整備事業には景観デザイン作成業務委託料として1億5003万7000円を計上した。
普通建設事業費は14億9828万1000円で、前年と比較し2億1839万1000円の増加。一般会計は78億6660万円で前年度比7・9%増となった。
新嬬恋会館の建設場所は、現在の嬬恋会館などが立地する場所。床面積は1階が1770㎡、2階を661㎡、加えて地下の機械室が230㎡。
施設は内装材や家具、建具などの建材を木質化することで、木のもつ温かみや潤いを五感で感じ取ることができるデザインとした。1階から2階へ吹き抜ける大ホールや、ガラス張りの明るく開放的な「ガレリアギャラリー」の他、たまご型の多目的ホール「たまごホール」、図書室などの整備を予定している。
建設工事は23年度に発注し25年3月の完成を目指す。既存の嬬恋会館解体についても、本体工事と同様、23年度に行うとしている。基本および実施設計は福島建築設計事務所(前橋市)が担当した。
鎌原観音堂(鎌原492)周辺整備事業は、これまでに野生資源流通センターおよび売店外解体工事や、あさまのいぶきテラス設置工事などを整備し、事業を進めてきた。23年度は観音堂の周辺一帯に統一感を持たせるため、浅間石を基調とし石積みの壁などを予定。景観デザイン作成業務の予算を充て、整備までを一体的に委託する。
土木費では、村道維持管理事業の工事費として1億4000万円を盛る。この他◇緊急路面維持修繕事業=1500万円◇橋りょう整備事業工事費=1億3200万円◇道路改築事業村道工事費=2億5900万円-などを計上した。
農林水産業費については、村単土地改良事業で工事費2400万円、小規模農村整備事業で工事費1億3808万1000円などを確保している。

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