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御坂中段階的に改築検討 山下笛吹市長
2022-12-02
御坂中の校舎整備について笛吹市の山下政樹市長は25日の会見で、既存施設を使いながら段階的に改築を進める方向で検討していることを明らかにした。仮設校舎の規模縮小などによる事業費縮減を図る狙い。工事による学校行事や部活動などへの影響ができるだけ小さくなるよう、設計を進める。
設計は10月に実施したプロポーザルで、馬場設計に決まった。山下市長は「仮設校舎を建てない方法はないかということでプロポに臨んだ。中にはゼロ(仮設校舎なしの提案)というのもあったが、工期が延びてしまう」と、選定の経緯を説明。選考の結果、段階的に校舎を解体しながら、ほぼ同じ場所に新築する提案を採用した。仮設校舎は教室を中心とした最低限の規模にする見込みという。
計画では、校舎改築のほか柔剣道場の大規模改修、外構(駐輪場約250台、駐車場約40台、渡り廊下など)、体育館トイレ改修(約60㎡)、部室棟改築(約300㎡)、防球ネット新設(約80m)などを予定する。概算事業費は仮設校舎を除き約18億円。
建物部分の敷地面積は7930㎡、グラウンドは1万3450㎡。設計の履行期間は2024年2月まで。工事は23年度部室棟の改築から始め、その後仮設校舎を設置。24年度から本体の改築に入る見通し。工期は17カ月程度を見込んでおり、25年度末までの完成を目指す。
現在の校舎はRC造4階建てで、延べ床面積は3962㎡。
【Yの字型の現校舎】
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