業界記事

新公会堂事業4400万/基本構想と基本計画業務

2022-12-03

 古河市は1日、一般会計補正予算案(第6号)を公表した。建設関連では、仮称・新公会堂基本構想・基本計画に係る策定支援委託費として限度額4400万円(2022~24年度)の債務負担行為を設定。可決後、月内に業務委託し23年4月から本格的な作業に入りたい考え。業務では民間活力導入可能性調査や基礎調査なども実施。民間活力導入の可能性がある場合は、25年度以降におけるPFI事業等のスケジュールを改めて組み立てる。
 仮称・新公会堂は、2022年度を含む9カ年計画で事業を進める。30年度の開館準備に向け、今年度に調査・計画準備に着手。23~24年度に基本構想を策定するほか、24~25年度で基本計画をまとめる。順調なら26~27年度に基本・実施計画を行い、28年度から3カ年で建設工事を予定。ただし、公表スケジュールは公共事業方式を想定した場合であるため、PFI方式を採用する場合は改めて事業スケジュールを組み直す方針だ。
 建設候補地が2エリアで、古河駅周辺から古河駅東部周辺エリアと諸川周辺エリア。建設候補地の選定に当たっては、敷地面積や都市計画上の法的制限、交通利便性、周辺まちづくりへの波及効果などの視点で検討していく。事業費および財源については、PFI事業の可能性なども考慮しながら検討。管理運営等も指定管理者制度やコンセッション方式などが候補に挙がる。災害発生時の防災拠点としての役割も協議する。
 新公会堂建設は、合併時の新都市計画で「拠点となる総合的な文化施設の整備」として明記している。しかし、文化芸術活動を支える集客施設は未整備で長年の課題となっている。また、公民館や地域交流センターなど計13施設を有するが、文化芸術活動の発表・発信の場としては機能が十分ではない状況にある。
 整備に当たり、「だれもが気軽に文化芸術を体感し、表現できる空間と、次世代への機会の創出」を目指す姿に設定している。
 補正予算案ではそのほか、桜町上辺見線南町工区事業における設計費700万円、道路改良工事費5047万円、健康ふれあいスポーツセンター電気設備改修工事費278万3000円などを計上した。
 補正予算案が可決すれば、一般会計に12億730万円を追加し、累計総額571億6950万円となる。

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