業界記事

23年1~2月委託/企業誘致向け測量着手

2022-12-02

 小美玉市は市内を通る茨城空港アクセス道路沿道地域において企業誘致に向けた土地利用の検討を進めている。12月の補正予算案ではインフラ整備に向けた基礎調査を行うための測量等委託費に2450万円を計上。年明け1~2月ごろ業務を委託し、年度内の完了を目指す。
 業務では上下水道を始め、道路などのインフラ整備を進める上で必要となる経費を算出。
 土地利用については㈱ミカミ(水戸市)が計画検討業務を受注している。2022年3月末に改訂した「市都市計画マスタープラン」によると、茨城空港および空港周辺や空港アクセス道路沿道におけるまちづくりの事業が重点事業に位置づけられている。対象はアクセス道路(L12・6㎞)の沿道(W100m)。道路の外側それぞれ50mが検討の対象範囲となる。年度内に土地利用の検討内容をまとめ、23年度以降に具体的な方針を定めていく。
 茨城空港アクセス道路沿道エリアは現況が農地や山林が大半を占めている。マスタープランでは、農地の持つ緑地としての機能や、農業・酪農体験の場としての機能を再評価したうえで、施設を集団的に整備する地区や沿道農地として活用する地区など、均衡ある地域振興を図るとしている。 また、新たな田園居住を提案する緑住環境形成地区として、緑や田園の中に面的な住宅地が点在する新たな居住空間の創出を検討。竹原地区や野田地区については、アクセス道路の交差部に位置しており、金融機関や教育機能、商業機能などを含めた地域拠点整備を視野に入れる。
 企業を誘致する場合、建築や開発行為が無秩序に進む可能性もあるため、土地利用動態や地権者の意向を踏まえながら段階的に施策を展開。第一段階では不適切な土地利用や景観形成に関する地域地区制度などによる規制を実施。第二段階では、望ましい土地利用や景観形成に関する誘導方策の導入を行う。

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