業界記事

市街地の慢性渋滞解消へ国道8号柏崎バイパス城東~鯨波間が供用

2022-12-01

 柏崎市内で整備が進められている国道8号柏崎バイパスの城東~鯨波区間の3・6㎞が11月27日に供用を開始した。供用済み区間と合わせて、柏崎市街地の慢性的な渋滞緩和と上越方面へのアクセス性向上、冬期の登坂不能車多発区間の回避が期待される。
 同日には、開通式典が挙行され、北陸地方整備局の内藤正彦局長、花角英世新潟県知事をはじめ、国会議員、県議会議員、地元関係者や工事関係者ら約130人が出席。テープカット、開通パレードなどが行われ、新たな道路の完成を祝った。
 北陸地整の内藤局長は「残る長崎~茨目間の4・8㎞区間についても期待に応えられるよう全力を挙げて事業を推進する」と力強く語る。花角知事は「言うまでも無く、国道8号は本県の大動脈である。広域的な道路ネットワークは、地域の魅力向上につながり、交流人口の拡大につながる」と期待した。
 国道8号柏崎バイパスは、柏崎市長崎~鯨波間の延長11㎞。全体事業費は約856億円。1987年に事業化され、2002年10月に今回の開通区間と連続した茨目~城東区間2・6㎞が暫定2車線で開通。工事未着手の現道拡幅区間についても、現在、地元協議が進んでおり、協議が整い次第整備を進める。
 またバイパスと現道の除雪をより機動的に行うため、新たに新赤坂除雪基地の建設が進められている。
 今回、開通した城東~鯨波では、柏崎トンネル工事で掘削中に出た大量の水や近接する周辺住宅への対応が求められたほか、新鵜川橋の建設には、軟弱地盤が深いことに加えて、一定でないなど難工事となった。
【写真=開通祝いテープカット】

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