業界記事

県環境森林部 吾妻地域森林計画原案示す 林道開設は10路線15㎞

2022-12-01

県環境森林部は2023年度から10年間を対象とした、吾妻地域森林計画原案を示した。吾妻環境森林事務所管内が対象となる。林道および林業専用道など路網整備のうち開設は、中之条町内の押込線など10路線15・6㎞を予定。拡張は東吾妻町内の高橋千沢線など80路線109㎞を盛り込み、開設・拡張合わせて90路線124・6㎞の路網整備を進める。また、治山事業は中之条町内の引沼など65地区の実施を見込んでいる。
現行計画は18年度から10年間が対象。23年度で5年が経過することから見直しを行い、新たな計画として策定する。18~22年度の5年間の計画進行状況は、林道の開設は計画延長10㎞に対して4・6㎞の実績。うち、林業専用道は3・5㎞の計画延長に対して2・9㎞の実行となった。拡張は計画延長64・4㎞としていたものの実行延長は10・7㎞となった。また、治山事業は山地治山が59地区、保安林整備が4地区となる。
新計画での市町村ごとの林道開設は◇中之条町=2路線2㎞◇東吾妻町=4路線8・9㎞◇嬬恋村=2路線1・7㎞◇高山村=2路線3㎞――。現行計画の59路線110・1㎞から、49路線94・5㎞に減少となる。前半5年間では、林業専用道押込線など3路線10㎞の実施を見込む。
拡張は◇中之条町=16路線22・3㎞◇東吾妻町=31路線44・5㎞◇長野原町=9路線14・6㎞◇嬬恋村=9路線14㎞◇草津町=1路線1・9㎞◇高山村=14路線11・7㎞――を位置付ける。現行計画の78路線103・9㎞からは2路線15・1㎞の増となった。前半5年間で行う路線は、東吾妻町の吾嬬山線など42路線67・2㎞を見込む。
治山事業は、渓間工や山腹工、本数調整伐などを65地区で実施する計画。中之条町は引沼など21地区を予定し11地区を前半5年間で行う。長野原町は渋沢など6地区のうち、3地区が前半5年間の対象地区。嬬恋村は北畑など21地区が対象で、前半5年間に11地区を実施する。東吾妻町は三俣など17地区のうち、9地区を前半5年間に進める。
原案は12月の森林審議会で審議。その後に国との協議を経て策定となる。地域森林計画は県内を吾妻、西毛、利根上流、利根下流の4地域に分けている。西毛地域は20年度、利根上流は21年度、利根下流は22年度にそれぞれ策定している。

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