業界記事
ニューレスプ協会が技術講習会で理解深める
2022-11-30
新潟県ニューレスプ協会は24日、新潟市中央区の産業振興センターでニューレスプ工法および法面保護工維持補修の施術講習会を開いた。およそ50人が参加。同工法の特徴や施工事例などを学んだほか、C&Rコンサルタントの小野定社長による「ひび割れに着目したコンクリート構造物の診断」をテーマに特別講演も行われた。
新潟県ニューレスプ協会の山本和幸会長は「近年、主に橋梁やトンネルなどの維持補修工事が盛んに進められ、年々維持管理予算が増加している。道路構造物等の老朽化による点検、維持補修補強で長寿命化が図られ、道路法面においても補修補強で延命化できるニューレスプ工法が全国で数多く採用され普及している。環境重視、安全安心、経済性の向上が期待される工法を技術講習会で再認識していただきたい」とあいさつ。
同工法は、老朽化した法面の吹き付けモルタル、コンクリートをはつり取らない補修・補強工法で、はつり作業が無いため、作業者や第3者への安全が確保されるほか、建設廃棄物の発生も抑えられることが特徴。2016年度には国土交通大臣より国土技術開発賞の創意開発技術賞として表彰されている。
技術講習会は、新型コロナ対策に万全を期した上で、3年ぶりに対面式での開催となった。
【写真=工法の特徴や事例を学ぶ、山本会長】
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