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旧市役所跡地で来年度構想着手へ 山梨市
2022-11-30
旧市役所跡地の活用で山梨市の高木晴雄市長は、11月25日の会見で、来年度予算案に基本構想策定費を盛り込む方針を示した。同跡地活用検討委からの最終報告を踏まえ、近く最終決定する。計画の具体化を進め、早期整備を目指す。当面は公園や広場として活用する方向だ。
同検討委は9月、市に中間報告書を提出。短期的(約10年間)な活用方法として多目的広場・公園などが望ましいとの意見をまとめた。最終報告書の提出は来年2月を予定しているが、高木市長は「少し早めたいと思っている」と述べ、来年度予算案の編成に間に合うよう、提出を求める考えを明かした。来年度予算では「設計を進めていく」とし、まずは構想の策定に着手する見込みだ。
市地域資源開発課によると、同委はこの日第4回の会議を開催。中間報告の内容からほぼ変更することなく、第5回会議で最終報告をまとめる見込み。早ければ年内に高木市長に報告書を提出する方向で調整しているという。
中長期(約10年後以降)の活用について同委は、近隣のアザレアタウン開発などを踏まえ、道の駅や官公庁の施設、屋内スポーツ施設などとして活用することを推奨している。
同跡地の面積は約9700㎡。現在は近隣施設およびイベント時の駐車場として主に活用されている。
【写真=旧山梨市役所跡地は広場へ】
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