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渋川市は12月補正予算

2022-11-29


渋川市(高木勉市長)は28日、12月定例議会へ上程する補正予算案について会見を行った。12月補正予算案に、JR八木原駅自由通路および駅舎整備の詳細設計業務へ2022年度から24年度までの債務負担行為として1億6923万円を設定。ゼロ市債として道路2事業合わせて約1億1686万円を充てている。繰越明許費のうち、これから発注する事業としては、市道1-2046号線ほか2路線改良事業で約8488万円などをあげている。
JR八木原自由通路および駅舎整備事業は、既存の駅舎を建て替えた上で、東西を結ぶ自由通路を設置する。加えて、東西駅前広場や東側アクセス道路などを整備し、周辺の利便性を向上させる。当初予算案では詳細設計費として9582万9000円を確保していたものの、JR東日本高崎支社との協議に伴い詳細設計実施期間が延長となったことから減額している。また、新たに22年度~24年度までの債務負担行為として改めて1億6923万9000円を設定。協定が結ばれた後、JR東日本が設計業者の選定を行う。
ゼロ市債として、市道木の間藤田線道路改良事業と道路維持管理事業を設定。小野子地内で実施する市道木の間藤田線道路改良事業では、債務負担行為として22年度から23年度の期間で4720万円を設定した。国道353号と県道渋川下新田線を結ぶ生活道路の拡幅を行うため、全延長2320mで幅員5mの整備を進めているもの。08年度から工事を開始し27年度までの完了を予定している。また、道路維持管理事業では、債務負担行為として22年度から23年度の期間で6966万円を設定。7路線での舗装補修・法面補修に配分する。
繰越明許費には◇市道1-2046号線外2路線道路改良事業=8488万円◇土壌汚染状況調査事業=1892万円◇小学校施設管理事業=1197万円◇木の間温泉整備事業=1067万円――を設定。
市道1-2046号線ほか2路線改良事業では、主要地方道高崎渋川線バイパスと有馬工業団地を繋ぐアクセス道路として延長1444m区間を対象に、幅員を現行4・5mから9・75mへ拡幅するもの。整備対象となる有馬地区で道路橋梁の土木費として設定している。
土壌汚染状況調調査事業は、古巻公民館の建て替え予定地で基準を超すフッ素化合物が検出されたことを受け行うもの。県から調査命令が出たため事業に着手することとなる。年度内に適正な委託期間が確保できないと判断したことから、繰越事業として対応する。
小学校施設管理事業は、金島小学校(金井2310)の浄化槽ブロワー等改修工事において、制御盤も更新の必要性があることが判明し、納品に不測の日数を要することから年度内では適切な工期を確保できないため提出された。23年2月ごろの発注を見込んでいる。当初は単年の工事を予定していたが、2カ年の工事を予定している。
木の間温泉整備事業は、8月に入札が不調となっていた木の間温泉施設の解体工事費となっている。
このほか、国保あかぎ診療所のあり方検討を推進するため10万円を計上。サウンディング型市場調査結果を踏まえ、公募要領などを審議する選定委員会を設置する。
なお、一般会計予算は2億9152万5000円を追加し、総額を364億3746万6000円としている。

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