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宇都宮市 中央卸売市場賑わいエリア整備、来春に事業者公募、24~25年度に解体、設計、施工

2022-11-25

 宇都宮市は24日、中央卸売市場(簗瀬町)の賑わいエリア整備方針を公表した。場内東側の約2万6700平方mの敷地に食を楽しみ体験できる機能、食の魅力を発信する機能、多様な商業機能を導入。事業手法は敷地の一部を事業用借地権により貸し付け、民間事業者が施設を整備運営する民設民営方式。2023年春頃にプロポーザル方式の募集要項を策定し、公募を開始、23年度末までに選定する。24年度から事業者が施設の解体や設計、施工を進め25年度末のオープンを目指す。
 整備コンセプトは「開かれた食のランドマーク~人と食が集う賑わい交流拠点」。導入機能は①市場内業者と連携し、飲食・物販などを通じて市場の食を楽しみ体験できる機能②市の食を中心とした多彩な魅力を発信できる機能③利便性の高い多様な商業機能。
 具体的には市民などが豊富な青果物や水産物を購入・飲食できる機会を拡大。観光客を含め市の特産品や名産品の魅力、観光情報を市内外に発信する。
 商業機能は幅広い品目を取り扱う事業者を誘致。飲食店や小売店などの実需者がまとめて仕入れができる環境に対応し、市民もターゲットにした事業も展開する。このほか民間事業者から市場価値を高める提案を求める。
 敷地は市場の用途に目的を限定した行政財産。面積は高架となっている新幹線の西側が約2万3500平方m、東側が約3200平方m。敷地西側に事業用借地権を設定し、事業者に貸し付ける。貸し付け期間は10年以上30年未満とし、事業者の提案を踏まえて期間を設定する。事業終了後、更地にして返却する。
 24年度から管理棟、バナナ発酵所、青果卸売業者冷蔵施設、水産仲卸業者冷蔵施設、青果第2買荷保管積込所などを解体する。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%+10%・角地緩和、容積率200%)。
 敷地利用にあたっては埋設された非常用貯水槽(100㌧)や新幹線高架部は現状を維持。農業用水路1路線(暗渠)は用水に影響しない範囲で上部を整備できるとしている。

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