業界記事

真岡土木、黒田市塙真岡線 900mBP用地測量へ、続谷川渡河部はボックス工

2022-11-23

 県は、市貝町杉山の一般県道黒田市塙真岡線杉山Ⅱ工区900mのバイパス整備で、道路詳細設計をまとめ近く用地測量を発注。2023年度の物件調査や用地補償に備えていく。県真岡土木事務所によると、1級河川続谷川渡河部はボックス工を想定。斜めに渡河する長さが約56m、内空で高さ3・3m、幅5・4mを想定。今年度末を目途に構造物を確定する。路線測量、道路詳細設計、橋梁詳細設計は東洋測量設計が担当している。
 杉山Ⅱ工区は現道拡幅を実施した杉山工区に続く北進区間。杉山銀座北側に位置する狭あい区間で、暫定的な整備としてこれまで交互通行の困難な南北2カ所に待避所を設置した。
 整備は家屋が連たんする狭あい区間を回避し、現道西側の小貝川沿岸2期圃場整備事業地にバイパス900mの法線を決めた。用地は現道分岐と合流部を除く圃場整備地内500mを創設換地で取得。区間内には続谷川を渡河し、一般県道杉山石末線と交差点を形成する。
 現道は5~6m程度で、計画では車両の交互通行に支障のない9・5m。幅員構成は3m×2車線の両側に路肩兼自転車通行帯1・75mを確保。歩行者は現道に誘導する。
 付加車線を設置する交差点は、南側から現道分岐と杉山石末線交差部の2カ所。道路排水は路体盛り土下の両側に側溝を整備。町道を経由して小貝川に放流する。
 今後は橋梁詳細設計を固め、年度末にかけて用地測量と年明けにも境界立会。23年度には順次物件調査を進め、まとまった用地が取得できた箇所から工事を実施していく。
 同地の黒田市塙真岡線は、小貝小学校の通学路に指定。現道は幅員が狭あいで歩道がなく、通学時の児童や自転車などが危険な状況。町は13年12月に策定した通学路安全プログラムで要対策箇所に位置付けた。
 杉山Ⅱ工区は、今年度から国庫を充当した新規箇所で、全体事業費に5億円を試算。バイパス整備により現道交通を排除し、児童や歩行者、自転車の通行の安全を確保する。

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