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街づくり構想策定費など計上 中央市補正案
2022-11-23
中央市は21日、12月補正予算案を発表した。将来的な街づくりの方針を定めた基本構想の策定費など2530万8000円を計上。リニア駅整備を見据えた土地の用途変更に向け、県との協議に備える。このほか田富第2保育園改築に向けた不動産鑑定費など536万4000円を盛った。
市はリニア新幹線整備を見据え、田富・玉穂両地域について県と協議の上、開発を可能とする区域を定める方針。会見で望月智市長は策定に着手する基本構想について「土地利用転換検討ゾーンを中心とした、全体の街づくりとしてのアクションプラン・構想を作っていきたい。当然リニア駅周辺ということも視野に入れる」と述べた。策定業務は来年度にかけて実施する。
田富第2・第3保育園統合に伴う新園舎建設では、用地拡張に向け地権者との協議を本格化させる。本予算案には不動産鑑定および測量の経費を計上した。用地取得ができない場合、近隣に仮設園舎を建てる計画に移行する方針。その場合、来年度に本体・仮設両園舎の設計を実施する。望月市長は設計費の計上時期について「当初予算だと日程的に厳しいのではないか」と、補正予算での対応になるとの見通しを示した。
学校施設関連では、玉穂南小保健室改修の設計費135万3000円、田富北小新校舎の警備機器設置工事など243万2000円、小学校の大型モニター購入178万4000円を予算化する。
このほかの主な予算は◇県営土地改良事業に伴う大鳥居地内など遺跡調査の範囲拡張198万3000円◇田富ふるさと公園への防犯カメラ設置94万6000円◇子育て支援センターのトイレ改修および防犯対策工事96万8000円◇窓口のマルチコピー機導入16万3000円◇チャイルドシート貸与事業費増額および道路標識・路面表示更新183万4000円。
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