業界記事

指定管理3度目公募 甲州市・大菩薩の湯

2022-11-23

 甲州市は「甲州市交流保養センター大菩薩の湯」(同市塩山上小田原)の来年度からの指定管理について、本年度3度目の公募を始めた。1、2回目共に応募がなく、公募要領を見直し15日、再々公募を告示。1回目と比べ管理料の上限を872万円余り引き上げ、応募を待っている。
 市観光商工課によると、現在の指定管理者は神奈川県に本社を構えるスポーツプラザ報徳。2020~22年度までの3年契約で施設の管理・運営を行っているが、「新型コロナの感染拡大による客数の減少などにより収益が下がった。そのため次の公募には参加しないとの話があった」(同課担当者)。施設内の食堂「たまゆら」は、ことし9月25日に閉店している。
 1回目公募時の指定管理料の上限は、23年度分が1289万4000円、24・25年度分がそれぞれ868万2000円。2回目は各年度150万円程度引き上げ募集したが、応募がなかった。
 今回の公募では、24・25年度分は前回と同額の1013万3000円としたが、23年度分を574万5000円増額し、2017万2000円に設定した。1回目と比べ727万8000円の大幅な増額となったことについて市担当者は「苦肉の策。応募がなければ来年度施設の休止もあり得る」と話す。
 指定管理期間は来年度からの3年間。公募にあたり同課は12月20日に現場説明会を開く。年明けにヒアリングなどを行い、指定管理候補者を選定。来年3月に予定する市議会での議決を経て、指定管理者が決まる。
 施設は木造平屋(一部2階)建てで、延べ床面積は本館棟745㎡、温泉棟537㎡。敷地面積は8422㎡。1998年8月に開業した。

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