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芦川グリーンロッジをキャンプ場へ再整備 笛吹市
2022-11-22
笛吹市は芦川グリーンロッジ(同市芦川町鶯宿)をキャンプ場として再整備する方針を固めた。老朽化が進む施設の一部改築とともに周辺を造成。炊事場など関連設備もリニューアルする。近く用地調査に着手し、来年度以降、具体的な設計に入る見通しだ。
近年のキャンプブームを踏まえ施設を整備し、活性化を目指す。現在の敷地面積は2388㎡。それに対し近日着手する用地測量では、6300㎡にわたり調査を行う。敷地は2・5倍以上に拡張すると予想される。
ロッジは本館と新館で構成。老朽化が進むため一部改築・改修する。本館はS造平屋建てで延べ床面積は306㎡。新館はS造2階建て349㎡。正面向かい右側から本館、新館と並ぶ。本館については耐震不足が指摘されているため改築。新館についても設備関係を中心に改修する見込みだ。
改築の設計は当初、昨年度実施予定だったが、計画見直しのため本年度に先送りした。本年度は当初予算にその経費792万円を計上。方向性が固まり次第、着手予定だったが、「改めて計画の見直しを行っているため、令和4年度予算に計上した建物改修に関する実施設計は発注していない」(市生涯学習課)と、来年度に再度先送りした。キャンプ場整備にあたり現地調査が必要となったことが要因とみられる。
施設は毎年4~10月の期間のみ営業。本館は現在使用していない。施設への進入路は道幅が狭い箇所があり、大型バスなどの通行は困難。ただ個人利用を想定し、普通車であれば現状で支障はないとみられる。
【写真=改築する計画の芦川グリーンロッジ】
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