業界記事

那須烏山市、認定こども園 木造2階1400平方m、6月議会案件が有力

2022-11-18

 那須烏山市は、南那須地区で計画する認定こども園の基本設計を固めた。新園舎は木造2階建て延べ床面積約1400平方m。2023年度早期の施工者選定、6月議会案件の契約締結も想定し、市議会との調整を進めていく。新園舎の竣工は24年度中頃を予定。統合する「にこにこ保育園」が荒川の浸水想定区域にあり、一刻も早い新園舎の完成を目指す。基本・実施設計は渡辺有規建築企画事務所。実施設計の履行期間は2023年3月下旬まで。
 新園舎は1階に0~2歳児保育室各1室、3歳児保育室2室、職員室、厨房。2階に4~5歳児保育室各2室、遊戯室、会議室、子育て支援サロンを配置。廊下にはオープンスペースを設ける。市産や県産の木材を床や壁など内部にも積極的に使用する予定。
 認定こども園は「にこにこ保育園」と「つくし幼稚園」を統合。「つくし幼稚園」(東原50)の敷地に整備する。新園舎が平屋建ての場合、敷地の拡張が必要で開発協議などに時間がかかることに加え、調整池や排水施設の整備コストがかかる。2階建ての場合、エレベーターを設置してもコストが低く、保護者や保育士の意見も踏まえた上で2階建てとする。
 工事にあたっては東園舎で保育を継続しながら、西園舎を取り壊した場所に新園舎を建設。新園舎完成後に東園舎を解体する。新園舎の北と東が駐車場、南が園庭となる計画。園舎を2階建てとすることで整備前より園庭の広さが1・5倍確保される。
 20年に設定した目標工事費は5億1810万円(旧園舎解体、外構含む、備品購入等含まず)。資材価格などの上昇を受け、工事費は目標を上回ることも想定される。
 敷地面積は7661平方m。敷地は当初、隣接する旧荒川体育館跡地の一部を利用することを想定していた。その後の急激な出生率の低下や南那須地区での小規模保育園2カ所の開園などにより、体育館跡地を使うことなく新園舎を整備することが可能となった。
 旧荒川体育館敷地は約2500平方m。このうち約900平方mは送迎用車両などの安全性を高めるため、市道大金東原線の拡幅用地とする予定。残る約1600平方mの跡地活用については地域住民の意見を聞きながら検討していく。

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