業界記事

県都市整備課、移設中橋は橋脚と地盤改良、片岡西通り函渠工42m

2022-08-05

 県都市整備課は、都市計画道路3・4・8号片岡西通り函渠工(矢板市)、3・5・102号家富町堀込線で移設する3連アーチの中橋下部工(足利市)の概要をまとめた。函渠延長は42m。地盤改良を行い、施工地上部の土被りを確保するため土留め工(鋼矢板)で固定し掘削、函渠を立ち上げる。中橋は下部工のうちP1橋脚を場所打ち杭と地盤改良、P2は場所打ち杭と土留め工(鋼矢板)で橋脚を立ち上げる。工事は函渠工が3者JVの12月議会案件。中橋の工事は2件で2~3者のJV。(6面に公告概要)
 片岡西通りの残工事延長は230m。函渠工42mを挟んで北側が160m、南側は28m。函渠工の工期には約35カ月を見込んでおり、進捗に応じて北側と南側の改良、舗装工事の発注に備えていく。
 函渠工の施工にあたっては北側から工事用道路を確保。施工地は西から東に緩やかな斜面で、土被りは東側にいくほど薄くなる。
 函渠の構造諸元は場所打ちボックスカルバート工1基で、幅16・2m×高さ7・5m。車道と両側の歩道とは擁壁で区分し、内空が歩道部3m×5・5m×2、車道部7・2m×5・5m。詳細設計はオリエンタル技術開発(栃木市)が担当。
 中橋は現橋を下流側に移設し自転車・歩行者専用橋として活用。構造形式は鋼単純箱桁、3連アーチ橋。橋長が284・7m、幅員6・3m(自歩道5・5m)。移設に伴う壁式橋脚4基のうち左岸側2基を先行して発注。
 P1橋脚は現橋の橋脚と近接するため地盤改良を行う。工事は場所打ち杭16本(φ1・2×24・5m)と地盤改良、土留め工(鋼矢板)。工期には9カ月を見込んだ。橋脚の立ち上げは別発注で、進捗状況を見ながら発注時期を検討する。
 P2は場所打ち杭基礎壁式橋脚1基。場所打ち杭は16本(φ1・2×24・5m)で土留め工(鋼矢板)を行い、橋脚を立ち上げる。工期は9カ月を予定。移設に伴う詳細設計は富貴沢建設コンサルタンツが担当している。

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