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　３日からの大雨は、村上市や関川村、胎内市など下越地方に大きな被害を与えた。村上市や関川村、胎内市内で土砂災害や冠水による道路通行止めなどが起こったほか、河川から水が溢れ、多数の床上床下浸水が発生した。
　３日から４日にかけて降った短時間で記録的な豪雨では、村上市や関川村内の河川が溢れ、村上市の旧荒川町地区全域、関川村の一部が水に浸かった。これまでに多数の床上床下浸水被害が発生しているほか、村上市内の国道７号や国道１１３号の県境付近では、冠水や土砂流出により複数箇所で通行が規制され、県管理道路でも県管理道路でも22路線、29カ所で全面通行止めとなっている。新発田市菅谷、村上市花立、小岩内地区では土石流災害があった。
　新潟県では、４日午前に大雨に関する対策本部会議を開催し、被害状況の把握や対応方針を確認。北陸地方整備局でも関川村や村上市にリエゾンを派遣し、情報収集や自治対の支援を行っているほか、村上市花立地先の被災現場にＫｕ―ＳＡＴを派遣。村上市鳥屋地先の鳥屋排水樋管付近、関川村高田地先の高田排水樋管付近では排水ポンプ車、照明車が出動している。

新潟市中心市街地も浸水

　短時間で急激に降った、大雨は新潟市中心市街地にも影響を与えた。中央区では排水が追いつかず、東堀通や古町モール７などが冠水。マンホールから水が溢れ、店舗への浸水被害も発生した。雨が治まった４日午前10時ごろに幹線道路等での浸水は見られなかったが、古町では店内に入り込んだ水をかき出す姿が見られた。