業界記事

伊勢崎市の華蔵寺公園リニューアル

2022-08-04

伊勢崎市は、華蔵寺公園のさらなる魅力向上と来園者増加を目的に、同施設のリニューアルを実施する。「華蔵寺公園共生『はな咲く。』プロジェクト」と銘打って進める同事業で、水生植物園の再整備、市民プール解体などに取り組む。また、公園内にPark-PFI制度を活用したカフェ等の設置も計画している。年度内に植物園設計や市民プール解体整地工に加え、Park-PFIの事業者公募に向けた準備などを進め、2024年度のプロジェクト完了を目指す。
華蔵寺公園は遊園地や公園施設に加え、野球場や陸上競技場などスポーツ施設を備えた総合公園。1970年に市直営の遊園地として開業、多くの市民の憩いの場であると同時に、市内随一の観光名所でもある。
同施設の魅力向上、地域活性化、利便性向上などを目的に、リニューアル事業に着手。「華蔵寺公園共生『はな咲く。』プロジェクト」として、複数の事業に取り組む。プロジェクトの期間は2022~24年度の3カ年を想定。具体的な事業計画は◇水生植物園の再整備◇市民プール解体および駐車場整備◇Park-PFIによるカフェ等の設置◇ツツジの再生-など。費用として総額2億円以上が見込まれる。企業版ふるさと納税の寄付対象事業に関連する項目を設け、民間からの協力を募っている。
22年度の主な動きは、水生植物園の再整備に向けた実施設計やプール解体整地工、Park-PFIの事業者公募に向けた準備など。植物園は自然に触れられる個性的な園地の形成を目指して再整備を行うとしている。設計業務は愛植物設計事務所(東京都千代田区)が手掛ける。再整備工事は23年度に行う見通し。
敷地内にある市民プールは老朽化を理由に廃止となっており、跡地に約230台分の駐車場を整備する方針が掲げられている。現在、下田設計(伊勢崎市)による解体設計が進行中。まとまり次第、条件付き一般競争入札で解体および整地工を発注する。
管理棟やプールなど全体的に除却。管理棟がRC造2階建て、延べ床面積1242㎡。プールはいずれもコンクリート製、50mと25mの規格をメインに、流水プールや幼児用プール、スライダープールなどが備わる。駐車場の舗装工事は24年度に予定されている。
公園利用者の利便性向上と来園者の増加に向けて、カフェの設置を計画。市で初の事例となるPark-PFIにより民間と連携を図る考え。
事業者の公募に向けた準備として、22年度はサウンディング市場調査を行う。年内にも調査を行い、公募方針などを調整する。順調に進めば、23年度に事業者の公募を行い、24年度を設置工事に充てることになる。
市の花でもあるツツジは、園内に約5000本が植えられている。日照不足などが原因で樹勢が衰えているといるため、再生に向けた取り組みを進める。再生工事は23年度に行うスケジュールとなっている。

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