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年度内にも基本計画 昭和町役場の増改築

2022-08-04

 昭和町は公共施設再編の第1期計画として、役場本庁舎を増改築する。老朽化が進む中央公民館を解体し、跡地を活用。増築のほか既存庁舎の大規模改修、補強も行う。8月下旬に地元説明会を開く予定。年度内の基本計画着手を目指す。
 役場本庁舎に隣接する中央公民館および講堂を取り壊し、跡地に役場庁舎を増築する。中央公民館は築50年。RC造2階建てで、講堂を合わせた床面積は1035㎡。現在、町教委が入っているほか、町民の集まりなどに利用されている。増築庁舎の規模は整備基本計画を策定する中で決めていく。
 既存庁舎についても築41年と老朽化が進むため、大規模改修する。RC造2階建てで延べ床面積は2379㎡。内外装を全面リニューアルするほか躯体の補強も行う見込み。町担当者は「バリアフリー化も課題に挙がる」と、エレベーターの設置なども検討する考えを示した。 
 町総務課によると、8月18、19、21日に町内で「公共施設のあり方検討会」を開催。出た意見を踏まえ、再編の方向性を固める。年度内に第1期事業の基本計画策定に着手したい考えで、来年度をめどに計画をまとめる。順調にいけば来年度中に設計に着手する可能性があるという。これまでの計画立案の支援業務は、パスコが担当した。
 関係者によると、町は昨年度、公共施設の再編について、町議に複数の計画案を示した。その結果、未耐震の中央公民館の改築を先行して実施する案を推す声が多数を占めた。それを受け町は、昨年度中に町民説明会を開く方向だったが、新型コロナの終息が見えず、本年度にずれ込んだ。
 続く第2期計画では、総合会館(床面積2938㎡)、総合体育館(4402㎡)、温水プール(2216㎡)、図書館(878㎡)の再編を検討する。同担当者は「改築や複合化ではなく、既存既設を生かした方策を検討していく」と話している。

【写真=解体する中央公民館・講堂】

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