業界記事

さいたま市、大谷稲荷公園の整備行程案

2022-08-01

 さいたま市は、見沼区内に取得した農地約5000㎡を計画地とする「大谷稲荷公園」整備の執行見通しを決めた。敷地全体の地質調査・測量のほか、計画地の一部分の設計を行った後、対象工事を年度内にも発注するスケジュール案を描いている。公園全体の基本設計などは2023年度以降に検討開始する見通しだ。
 計画地は、公園整備重点地区に含まれる見沼区大谷107-1(地番)ほか。市のグリーンライフ猿花キャンプ場より東方向に位置した元農地で、4月に取得契約した。2月補正予算で用地取得費4億2559万4000円を措置していた。敷地面積は約5000㎡。
 都市局みどり公園推進部北部公園整備課によると、敷地全体の地質調査・測量を実施する。さらに、計画地と周辺道路との高低差解消などを目的とした工事を設計し、工事発注を22年度中に行いたい考え。
 当初の見通し上は、予定工期5カ月の造成工事を9月にも入札公告する想定だったが、切り替えた。
 都市公園整備には、都市化によって野外レクリエーションの空間が減少していることを受け、緑に囲まれた安全な遊び場、市民の運動場などを提供する狙いがある。整備した公園は災害時の避難場所にもなる。
 こうした前提から、23年度以降に大谷稲荷公園の全体像を具体化、本体工事に随時着手する。

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