業界記事

伊勢崎土木が上矢島米岡線で3件工事

2022-07-29

県伊勢崎土木事務所は都市計画道路上矢島米岡線バイパスについて、11~12月ごろに3件の工事発注を計画している。道路築造および共同溝設置を行うもので、160m区間を80mずつの2分割とする。このほか、延長190mの電線共同溝整備工事を計画。いずれの案件も土木一式工事とし、条件付き一般競争入札で公告する方針となっている。同事業は伊勢崎市境東から境米岡に掛けて実施している。南北方向の築造区間はこれらの工事でおおむね完了。2023年度以降は、東西方向の拡幅改良区間を進捗する。
同事業は伊勢崎市境東から同市境米岡を結ぶバイパスを整備するもの。都市計画道路境中央通り線(主要地方道伊勢崎深谷線)の境東交差点周辺345mは現道拡幅を実施。同交差点から南へ向かい、県道平塚境停車場線をつなぐ580mは築造区間とし、工事が進められている。
バイパスの幅員は16mを基本とし、右折レーン設置箇所が19mとなる。両側に歩道および自転車通行ゾーンを設置。歩道部の幅を2・5mとし、自転車ゾーンは1・75mとする。電線共同溝は両側に設置。これまでの工事では、電力管φ100~130㎜や供用FA管φ150㎜、ボディ管φ150~200㎜を敷設してきた。設計は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が担当。
11~12月ごろに3件の工事発注を計画した。うち、2件は道路改良と電線共同溝整備を一括して進める工事で、延長160mを80mずつに分割して発注する。なお、2月に同事業の道路改良工を2分割して発注。その際の条件は土木1010点以上、同土木事務所管内に本店だった。1抜け方式を採用している。今後の発注も似た条件を採用する見方が強い。
残る1件は、これまでに発注した築造区間において、電線共同溝を設置しなかった区間190mへの新設工となる。
これらの工事をもって、南北方向の築造区間は、基層などの舗装工を残して、おおむね完了することになる。2023年度以降は、境中央通り線の施工に向けた用地交渉など着工準備を進めていく見通し。
全体の事業は約15億円。17年度にスタート、29年度の完了を掲げている。同事業により、当該区間で発生する慢性的な渋滞解消や安全性の向上を図る。同時に、世界遺産の田島弥平旧宅などへのアクセス道路にもなるため、地域振興の分野でも事業効果が期待される。

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