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4号矢板大田原BP、県都計審が4議案議決、土屋交差点をランプ、JR線オーバー
2022-07-28
県都市計画審議会(会長・大森宣暁宇都宮大学教授)は27日、①大田原都市計画道路(3・3・5号国道4号線)の変更②矢板都市計画道路(3・3・5号宇都宮陸羽線)の変更③那須塩原都市計画道路(3・3・8号烏ヶ森線ほか2路線)の変更④宇都宮都市計画区域内に設置する産業廃棄物処理施設の敷地の位置―4議案を議決した。3・3・5号は事業に着手した国道4号矢板大田原バイパスで、土屋交差点をらせん状のランプ形式で計画し北側のJR東北本線は橋梁形式によりオーバーパス。3・3・8号は事業化中の西那須野道路。両側の歩道下に電線類共同溝を整備するため、構成を見直し幅員を22㍍から24㍍に変更した。
1号と2号議案は矢板大田原バイパスの詳細設計がまとまり、法面部分を含めた道路区域と構造が明確化したため都市計画を変更した。
大田原市内の延長は約2340㍍(幅22㍍)。構造形式の内訳が嵩上式約940㍍、法面部など道路区域の幅員が23・2~58・6㍍。地表式は約1400㍍で道路区域の幅員は25~43・3㍍、幹線街路と平面交差1カ所。
バイパスが分岐する土屋交差点は4号に南西側から一般県道大田原矢板線が合流。バイパスは土屋交差点手前で東に分岐するT字交差点を新設し、大田原矢板線と現4号への交通路を確保する。
矢板大田原バイパスは都市計画を変更し、盛り切り土などによる影響範囲の道路区域幅を確定。土屋交差点を含むバイパス区間で4カ所の交差点を新設する。
3号議案は、主交通を現在の3・5・4号国道4号線から西那須野道路の3・3・8号烏ヶ森線に切り替えるため、交差点の形状と位置、延長を変更したほか、新設歩道橋を道路区域に位置付けた。
西那須野道路の両側歩道には電線類地中化を行い、2・5㍍から3・5㍍に変更。幅員も24㍍に見直し、車道3・5㍍×4車線、中央帯1・5㍍、路肩兼自転車通行帯0・75㍍×2に構成を変更した。
また、西那須野道路と交差する3・3・7号インターチェンジ通りの国道400号は、3・4・8号藤原西那須野線(旧400号)との合流部付近東側で緩やかにカーブする法線の残置利用を目的に線形を一部変更した。
4号議案は真岡第4工業団地(真岡市寺内)の産廃処理施設の廃プラ類破砕処理能力を日量19・22㌧に増強。このため破砕機と保管・前処理作業場所を増設する。破砕処理した廃プラ類などは、製鉄副資材として再資源化し売却する。
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