業界記事

稲敷市の学校施設大規模改修で22年度は4校で施工

2021-12-02

 稲敷市学校管理課は、学校施設の長寿命化事業で、2022年度に沼里小の屋内運動場、あずま北小の校舎、桜川中の武道場、東中の屋内運動場で大規模改修工事を行う計画。屋根・屋上、外壁、トイレ洋式化などで、4件とも4~5月の早い時期に一般競争入札を公告するようだ。発注形態について一括か分離かは未定。なお、4月に開校したばかりの桜川小の新築工事は一括で発注されている。
 沼里小(沼田2661―1)の屋内運動場は1985年築、S造平屋、延べ床面積800㎡。屋根・屋上、外壁、外部開口部、その他外構部、電気設備(LEDなど)、給水管、排水管などで施工する。改修設計は㈱相澤建築設計事務所(つくば市)が手掛けている。
 あずま北小(伊佐部1673)は、校舎(79年築、RC造3階建て、延べ床面積2593㎡)で施工する。概要は屋根・屋上、外壁、外部開口部、その他外構部、トイレ洋式化、消火栓。㈱井川建築設計事務所(稲敷市)が設計を策定している。
 桜川中(下馬渡770)の武道場(83年築、S造平屋、534㎡)については、2019年策定の学校施設長寿命化計画で、28年度に施工する予定となっていたが、雨漏りが著しいことから前倒しして22年度に実施する。概要が屋根・防水、床、トイレ洋式化など。設計者は井川建築設計事務所。
 そして、東中(八千石77)では、屋内運動場(1986年築、S造平屋、1576㎡)の内壁、床、トイレ洋式化、建具交換などを行う。㈱マルハウス(牛久市)が設計を担当。
 そのほか長寿命化計画では、来年度にあずま西小の校舎、2023年度にあずま東小の校舎、24年度にあずま北小の屋内運動場で施工するとしているが、これらの3校は新しい場所への新設統合について検討を進めていることから保留となっている。
 11月26日に開かれた再編整備実施計画の経過説明会では、市民から3校の存続の要望はなく、「早急な対策を」との声が上がった。
 また、本年度に新利根幼稚園を改修する計画だったが、市営で存続させるか、民間に移譲するかを検討中であるため同じく保留している。
 さらに桜川こども園では、23年度に保育所棟を、24年度に幼稚園棟を大規模改修するスケジュールだったが、ことし閉校となった阿波小、浮島小、古渡小のいずれかに移転させる可能性があるため施工しない方針。

【来年度に大規模改修を予定しているあずま北小の校舎】

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