業界記事

県自然環境課がライフル射撃場の対応策検討

2021-11-25


県自然環境課は安中総合射撃場(安中市中宿2003)で進めているライフル射撃場の新設事業について、クレー射撃場からライフル射撃場への銃弾を防ぐ方法の検討を行っている。早期に対策方法を詰め、設計を委託したい考え。
ライフル射撃場は、野生鳥獣対策の担い手確保・育成を目的として18年度に工事へ着手。敷地西側に覆道式の施設として建設し、すでに完成している。RC造の施設内に射座と的場が入っており、大口径ライフルの練習に使用する施設となる。
ライフル射撃場の東側にはクレー射撃場があり、クレー射撃場からの銃弾がライフル射撃場へ当たらないようにする必要があることから対策方法の検討に着手している。5月に弾道のシミュレーションや現地の詳細な地形データなどをまとめる射撃場整備測量解析業務として国土防災技術(東京都港区)へ委託し、すでに完了している。現在は、解析業務などの調査結果を基に内部で対策方法の検討を進めている段階。
21年度当初予算には、工事費4813万7000円と検討調査委託料2860万円を計上した。工事費は駐車場などの外構工事で発注済みとなっている。委託料は実施済みの測量調査業務のほか、設計委託などの予算も含んだものとなっている。

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