業界記事
22年度に事業者募集/花島公園で官民連携視野/千葉市
2021-11-19
千葉市は花島公園において、設置管理許可制度等による官民連携を視野に、スポーツ関連施設や飲食など収益施設の設置を計画している。花見川の魅力向上を目的としたもので、スポーツ関連施設については、花見川におけるカヤック体験やサイクリストの休憩に寄与するものを想定。10者程度を対象とする非公募型のサウンディング型市場調査を年度内に実施し、2022年度下半期の事業者公募を経て、23年度以降、事業者による施設の設置および管理開始の運び。
花島公園は、花見川区花島町に所在する開設面積23・4haの総合公園。主な施設は▽水ゾーン=渓流園、噴水広場、谷津池、中島池、お花見広場、川辺憩いの広場▽緑ゾーン=草地の広場、森の広場、見晴らし広場▽コミュニティのふれあいゾーン=であいの広場、ふれあいの広場(芝生広場)、花島公園センター、屋外スポーツ施設。
現段階では、お花見広場を中心とした事業展開を見込んでいる。お花見広場は、花見川の水辺を眺望できるほか、約400mにわたって花畑や桜並木が広がり、花見のメイン会場となっている。
16日には「花見川利活用に向けた事業者サウンディング等業務委託」の希望型指名競争入札の手続きを開始した。22日までの入札参加申請期間を経て、12月3日の開札。委託期間は、契約日の翌日から22年3月31日まで。業務では、サウンディング型市場調査を実施し、効果的かつ実現性の高い事業内容を整理。さらに、事業者募集要項の作成支援を行う。
また22年度上半期には、花島公園における官民連携と連動して花見川団地や花見川サイクリングコースに人を呼び込むための具体的な方策を市、都市再生機構、MUJI HOUSEの3者で検討する予定となっている。
花見川団地は、都市再生機構と無印良品の住空間事業部門を担うMUJI HOUSEによる「MUJI×UR団地まるごとリノベーションプロジェクト」の第1弾として、団地を拠点とした地域の生活圏の活性化を図っていくこととされている。
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