業界記事

「冬の交通守ります」/除雪出動式

2021-11-19

 降雪期を間近に控え、国土交通省長野国道事務所(永江浩一郎所長)は12日、2021年度除雪出動式を信濃町の野尻除雪ステーションで開催した。除雪を担当する企業や県警察など関係者が集い、冬季の円滑な交通の確保と交通安全を願った。
 本年度に長野国道が所管する国道の除雪作業を担うのはサンタキザワ(飯山市)、畑八開発(佐久穂町)、宮下組(上田市)、興和工業(岡谷市)、岡谷組(同市)、小池組(長野市)の6社。
 永江所長はあいさつで「県内全域が寒冷地に指定されており、除雪は生活を支える交通を確保する大変重要な仕事。当事務所では関係機関と連携し大雪時の対応について体制の強化を進めている。また、道路利用者に道路状況を的確に素早く伝えるため、ホームページやツイッターによる情報発信の強化にも取り組んでいる。気象庁によると冬の天気はほぼ平年並みと予想されているが、相手は自然。気を引き締めて、関係者一同力を合わせて冬季の安全な交通を確保するよう努めていこう」と呼び掛けた。
 除雪担当企業6社のうち唯一、2つの区間を担当するサンタキザワの滝沢卓也取締役土木部長は「建設産業全体もそうだが、除雪作業の担い手不足は非常に深刻。弊社では本人の意欲があれば男女を問わず教育し育成している。今シーズンはベテランから指導を受けた若手の現場代理人や女性オペレーターが、ベテランのサポートを受けつつ最前線に立つ。これからも、こうした技術の継承をしっかりと行っていきたい」と話した。

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