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筑西義務校が公告へ/古河斎場を大規模改造工/21年度主要建築事業

2021-04-13

 県西地区の2021年度に計画されている主要事業をまとめた。筑西市が明野地区義務教育学校校舎等建設を国の補助内示後にも公告を予定しているほか、協和中屋内プール整備で既存プール解体などに着手する。また桜川市で新図書館などの複合施設整備に向け、設計や建設予定地の岩瀬中央公民館解体に取り掛かる。このほか古河市が斎場大規模改修、下妻市が千代川体育館改修の発注を計画。坂東市の地域利便施設と五霞町の統合小学校は設計を実施する見込み。
 【古河市】
 ◆斎場大規模改修事業=老朽化の進行を踏まえ、火葬棟改築や火葬炉整備などを計画。改築規模はRC造2階建て、延べ床面積約1000㎡程度を想定しており、火葬炉3基と集じん機3基を設置する。順調ならば10月ごろに工事を発注する予定で、24年度の完了を目指す。4カ年継続費13億1142万2000円を措置した。
 【筑西市】
 ◆明野地区義務教育学校整備事業=明野地区の小学校5校を統合し、明野中学校の敷地内に整備する。規模は新校舎がRC造3階建て、延べ床面積7466・66㎡、新屋内運動場がRC造(一部S造)平屋、同989・88㎡を想定。21~23年度の3カ年継続費38億9000万円を設定し、早ければ7月に公告する。24年4月の開校を目指す。
 ◆協和中学校プール整備事業=既存の屋外プールを解体した跡地に、新しい屋内プールを建設する。新屋内プールのプール棟はS造平屋、延べ床面積587・04㎡。プール本体は25mの6コースで、水槽はステンレス製を想定。可動床を導入する見込み。2カ年継続費6億6054万8000円を措置した。
 【坂東市】
 ◆地域利便施設整備事業=圏央道の4車線化に合わせ、(仮称)坂東パーキングエリアに隣接して整備を計画。休憩・情報発信・地域連携機能を導入し、延べ床面積は1900~2400㎡を見込む。PAの整備状況を見ながら、段階的な開業を検討している。21年度は設計などを含む検討委託に4136万円、スマートIC検討委託に484万円を配分する。
 【下妻市】
 ◆千代川体育館改修事業=東日本大震災の影響や老朽化などを踏まえ、大規模改修に取り掛かる。外壁の塗り替えや床の研磨、照明のLED化、給排水管の改修などを行う予定。規模はRC造(一部S造)2階建て、延べ床面積2162・15㎡。工事費に1億653万7000円、設計委託料に405万8000円、工事監理委託料に245万8000円を確保した。
 【桜川市】
 ◆複合施設建設事業=新図書館に岩瀬中央公民館と岩瀬支所の機能を含めた新施設の整備を計画。21年度は建設予定地の岩瀬中央公民館の解体や、複合施設の基本計画と設計を並行して進める予定。基本計画は基本・実施設計と一括して年度早期に発注したい考え。3カ年継続費21億5000万円を設定。
 【五霞町】
 ◆小中一貫校整備事業=五霞西小学校に五霞東小学校を統合し、五霞中学校と隣接型の小中一貫教育を目指す。4~5月にも準備委員会を設立し、基本構想をはじめ、既存校舎を生かす大規模改修にとどめるか、校舎の増築や新築を実施するかなどの具体的な工事内容を検討する。方向性を決定した上で基本・実施設計の予算取りを行い、21年度中に発注する見込み。

 【写真=明野義務校イメージ図、岩瀬中央公民館】

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