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大泉町は南小学校（仙石２－１－１）の校舎で長寿命化改修工事を計画している。工事発注は国の補助金交付決定後となり、７月ごろを見込んでいる。工事は分離で行わず、一括して公告。２０２１～22年度の２カ年で工事を進める。21年度の当初予算に３億２３４０万円、22年度までの債務負担行為に７億５４６０万円、総工事費10億７８００万円で実施する。工事は21年度に全体の３割、22年度は残り７割を行うことになる。
改修を行うのは、いずれも建設から45年ほど経過し、老朽化が著しいＲＣ造３階建ての校舎３棟。渡り廊下も対象となる。３棟は普通教室棟（南校舎）、管理・教室棟（中校舎）、普通教室棟（北校舎）で分かれている。
低学年クラスなどが入る南校舎は１９７５年に完成した。延べ床面積は１９３５㎡。職員室や特別教室などが配置されている中校舎は延べ床面積１８４９㎡で75年に建てられた。76年に竣工し、主に高学年クラスが入る北校舎は、延べ床面積２１９１㎡。渡り廊下を含めた３棟の延べ床面積は、合計で６３３７㎡となる。
工事内容は◇外壁改修◇屋上防水改修◇電気設備改修◇給排水設備改修◇内装改修－を予定している。屋外は外壁の再塗装などを実施する。室内は劣化しているフローリング床の張り替えを計画し、危害防止装置を備えていない防火シャッターを交換する。このほかトイレの洋式化や床の乾式化、老朽化する給排水管の改修、照明ＬＥＤ化などの工事を進める。工事に向けた設計業務は亦野建築設計事務所（前橋市）が２０２０年度に手掛けた。
体育館の照明ＬＥＤ化などの工事は19年度、プールサイド塗替工事は16年度に実施しているため、体育館とプールは今回発注する工事の対象外となる。
なお、同校の耐震補強工事は13～15年度に完了している。各棟の耐震補強工事を行ったのは南校舎が本田建設（大泉町）、中校舎は中道組（大阪府大阪市）、北校舎は前田建設（大泉町）となっている。