業界記事

富岡市が岩染・南後箇地区で再編整備計画

2021-04-14

富岡市は、岩染・南後箇地区で進めている第2次水道再編計画事業で、送配水管敷設工事に必要となる河川占用許可申請書作成業務を上半期に委託する。許可が必要なのは第6工区565mで、許可後となる下半期に工事を2分割して指名通知する。22年度には、7工区、8工区の敷設工事と2カ所へ新設するポンプ場の建設工事に着手、23年度まで行う。また、2工区については22年度単年で敷設を完了させる。
再編計画は、水道事業の統廃合を推進するために計画。現在は岩染浄水場から岩染および南後箇、浅香入地区の3地区へ送水。これをポンプ場を2カ所へ新設し、各地区を結ぶ送配水管を敷設することで再編する。
ポンプ場は南後箇へ1つ、浅香入地区へ1つ建設を予定。南後箇地区は額部保育所と額部公民館に挟まれた敷地へRC造平屋、床面積25・7㎡で建設。浅香入地区は浅香入地区広場に建設を計画。増圧ポンプを新設し対応する。
送配水管は、全体約2800mを1~8工区に分けて敷設を計画。これまでに1工区と3工区、4工区は敷設完了。5工区は残り一部、2・6・7・8工区はこれから工事に着手する。
このほか、岩染配水池で、電気機械設備の更新も計画。現在は詳細を詰めている段階となっており、着工時期や工事内容については今後検討する。
再編計画は、17年度に工事着手し、24年度の工事完了を目指す。概算全体事業費は4億1198万円を見込む。20年度末までに9198万円を執行している。当初予算で21~24年度を期間とする継続費に総額3億2000万円を設定した。年割額は21年度3000万円、22年度2億1500万円、23年度6000万円、24年度1500万円。
21年度は、河川占用許可申請書作成や6工区の敷設工事を行う。申請書作成は、工事区間の脇に涸沢川が流れており、管種変更に伴い許可が必要なことから実施。許可後に295mと270mの2分割して工事発注を計画。295m区間は大丸屋北側の分岐点付近から南東側へ進んだ位置にある浅香入地区広場まで。270mは浅香入地区広場から市道南後箇岩染線と市道9190号線の接続部までとなる。
敷設するのは295m区間がφ50㎜とφ75㎜の配水ポリエチレン管。270m区間についてはφ75㎜の配水ポリエチレン管を敷設する。
敷設に当たっては、約1m掘削する。厚さ10㎝の敷砂の上に管を設置し、厚さ30㎝の山砂、再生砕石40、粒度調整砕石30、再生密粒度アスコン13で舗装する。6工区は21年度の工事で完了となる。
22年度以降に残るのはポンプ場2カ所の新設と、2・7・8工区および5工区の県道を中心とした残っている部分。
うち、22年度はポンプ場2カ所の建設と7工区8工区の敷設工事を23年度までの2年間で実施する計画。さらに、2工区については敷設工事だけでなく、上岩染橋、高橋橋、西八津入橋の3橋へ送水管添架工事を実施し、22年度単年で完了させる。
23年度以降については、野上地区で連絡管敷設工事や舗装本復旧工事を行い、早期の事業完了を目指す。
当初計画では、岩染浄水場および配水池の廃止などによる再編を検討していたものの、19年度の台風19号により建設予定地が被災するなどの影響を受け、見直しを実施。既存配水池を生かしポンプ場の新設などで対応する方向へ転換している。

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