業界記事

宇都宮市下水道予算、川田特高受変電に債務13.8億、奈坪川第1排水区で設計

2021-04-10

 宇都宮市の2021年度下水道事業会計予算の建設改良費は41億4399万円(前年度比21・3%減)。各水再生センター設備の改築や増設工事を促進し、汚水管渠は総延長8420mを整備。川田水再生センターの特高受変電設備改築更新工事、6号脱水機増設工事を委託する。雨水対策は奈坪川第1排水区などの基本・実施設計、岡本台調整池工事を実施。老朽管渠の更新工事や管渠耐震化設計を進め、水再生センターなどの耐水化計画策定や川田水再生センターの配置計画検討に着手する。(2面に予算概要)
 公共下水道建設費は23億5212万円(前年度比13・7%減)。委託料は11億6318万円、請負費は9億5898万円。
 下水道管理課分は11億4640万円。川田水再生センター脱水機改築や前処理設備改築更新工事、清原水再生センター汚泥処理設備増設工事などを促進し、下河原水再生センターの再構築事業は実施設計に移る。
 川田水再生センターの特高受変電設備改築更新工事委託には限度額13億8900万円(22~23年度)、6号脱水機増設工事委託には限度額2億2960万円(22年度)の債務負担行為を設定。下水道管理課所管の執行は主に日本下水道事業団(JS)に委託される。
 下水道建設課分は10億336万円。委託料は5361万円、請負費は8億9201万円。汚水管渠築造工事は、宇大東南部第2土地区画整理区域や中岡本町などで4500mを予定。
 雨水幹線の整備は奈坪川第1排水区など2件の基本設計、実施設計を委託。岡本台調整池(中岡本町)は1200平方mの施設を築造する。
 特定環境保全公共下水道建設費は7億9802万円(13・5%増)。委託料1億3610万円、請負費5億8576万円。川俣町、上大塚町などで延長3920mの汚水管渠築造を進める。
 施設改良費は7億5754万円(45・8%減)。委託料1億9397万円、請負費5億6357万円。
 下水道管理課分は2億9946万円で、汚水管渠止水工事や汚水桝・取付管移設工事などを実施。
 下水道建設課分は4億5808万円。管渠耐震化実施設計を委託するほか、老朽管渠改築工事を昭和2丁目、松原3丁目などで延長623mを計画。汚水管渠改良工事は峰4丁目、桜4丁目などで365mを見込んでいる。
 下水道事業会計の支出総額は223億7691万円(前年度比5%減)。資本的支出は95億3340万円(10・3%減)、収益的支出は128億4351万円(0・7%減)。
 収益的支出の管渠費は5億380万円(20・8%減)、ポンプ場費は4億1699万円(3・5%減)、処理場費は27億3446万円(0・1%増)。管渠やポンプ場、水再生センターの維持管理業務、設備修繕工事などに充てる。
 新年度の業務予定量は排水戸数21万1466戸(前年度比1054戸増)、年間総処理水量7825万1958立方m(0・1%増)、有収水量4808万7539立方m(0・1%増)、有収率69・24%(0・14ポイント増)、普及率89・96%(0・66ポイント増)、整備面積9671ha(27ha増)。

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