業界記事

今年度林道事業、国庫15、県単9路線、前日光線改良、橋梁補修など

2021-04-10

 県森林整備課は、2021年度林道事業の概要を示した。予算額は3億255万円。国庫補助の森林整備林道事業は15路線で2億5365万円。県施行は前日光線(鹿沼市)、大荷場木浦沢線(同)、西前高原線(塩谷町)の改良など7路線、市町施行は大田原市の塩の草須佐木線開設、佐野市の小戸線橋梁改良など8路線。県単の森林路網整備事業は4889万円。県や市などが9路線で改良や舗装を進める。
 国庫補助の前日光線は21~25年度に幅員4mの狭い区間で見上げ法面の安全対策を実施する。覆式落石防止網工などを計画。全体延長は1590m、事業費は2億7000万円を見込んでいる。
 21年度は136mの区間でロープ伏工を施工。前日光線では家富連山トンネルの点検も予定している。
 大荷場木浦沢線は木浦橋(25m)、山の神橋(7・5m)、中の沢橋(6・5m)を補修。木浦橋、山の神橋は主に桁の塗装、中の沢橋は伸縮装置の取り替えを予定。幅員は4m。
 西前高原線は路側ブロック積み部分の改良や横断排水路の補修を予定。工事延長は28・5m、幅員は5m。
 大田原市が発注する塩の草須佐木線は延長約90mの開設とアスファルト舗装工事を予定。須佐木集落北部と八溝縦貫線を結ぶ延長2038mの開設事業を今年度に完了させる。
 小戸線では鍋越橋(12・4m)と足倉橋(9・4m)を修繕。伸縮装置の取り替えなどを実施する。幅員は3・6m。
 県が林業専用道として那須塩原市宇都野地区で開設している曽倉線については20年度末に発注した工事を推進。全幅は3・5m。22年度に残る区間の工事を計画している。
 県単事業は県が4路線、市が3路線、宇都宮市森林組合が2路線を施行。主な箇所では県が大荷場木浦沢線(佐野市)、奥鬼怒線(日光市)、高原線(矢板市)の舗装、栃木市が真上男丸柏木線の路側改良、鹿沼市が小川沢線の法面改良を予定している。

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