業界記事

伊奈町が新庁舎建設費などの21年度当初予算を公開

2021-03-03

 伊奈町(大島清町長)は、2021年度当初予算案を明らかにした。一般会計は前年度比1・1%増の121億9100万円で、前年度に続き過去最大の規模となる。うち普通建設事業費は16・6%増の5億7330万4000円。新庁舎整備事業費に2億9424万2000円を充て、用地買収交渉や地盤・地質、土地利用履歴調査などの事前準備に入る。そのほか、配水管布設替え工事費3億4960万2000円、浄水場ろ過機盤更新費1億4438万6000円を計上した。
 新庁舎整備事業の内訳は事前調査委託費6450万4000円、庁舎用地買収費2億2961万8000円となる。
 新庁舎は21年度内に用地買収、土地の事前調査を行う。想定では22年度に基本設計、23年度に詳細設計、24年度に工事へ着手する流れとなる。買収する用地は役場敷地内、借地となっていた2575・24㎡。新庁舎の整備に伴い、敷地を拡張するため買収する運びとなった。買収後に地盤・地質などの事前調査を行う。
 新庁舎は図書館・保健センターなどの複合化や商業系(郵便局・コンビニなど)の施設機能導入、東庁舎の別館化などの案を検討している。基本構想・基本計画の策定は継続中。22年度の設計着手へ向けて21年度内に構想を固め、意見公募を行う。
 既存の庁舎は北庁舎がRC造3階建て、延べ床面積約2429㎡(付属建物含む)。1972年に竣工した。東庁舎はRC造3階建て、延べ床面積約2936㎡、82年竣工。北庁舎は施設の老朽化に伴い建て替えを行うが、耐震基準を満たす東庁舎は取り壊さずに別館として有効活用する案が挙がっている。
 そのほか、水道事業では経年劣化した管の布設替えを行う。工事を行う配水管は計2630m、口径75~300㎜。あわせて浄水場のろ過機盤、配水場の補修機盤も更新する。
 また、給食センター改修工事費3575万円、南小学校改修工事費129万8000円、小針小学校北校舎トイレ改修設計委託費312万4000円を計上している。

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